
これまでの農業は、畑などの土壌と密接な関係に成り立っていました。
しかし、近年、農薬肥料などの化学物質や、近隣の工場などから漏れてくる有害物質が土に溜まってくることもあり、私たちの健康や食べ物に与える影響が懸念されています。
日本では1971年に「農用地土壌汚染防止法」が施行され、農地の土壌汚染の処理が進められ、世界に先駆けて対策がなされたため、アジア諸国と比較すると農業土壌の安全は確保されています。しかし、年9%以上の経済成長を続けている中国では、さまざまな土壌汚染が広がり、農産物汚染も懸念されています。
土壌汚染は目に見えず、環境や健康に対する被害もすぐには現れず、社会の関心は薄くなりがちです。しかし、土壌は食料を通して人々の健康に直接影響する社会的な問題であります。
そのような意味で、野菜工場は一切の農薬を使わず農業を行う一方、今後、日本が誇る農地を保護する役割も期待されています。さらに、これら日本の過去の汚染経験と、それを改善して来た歴史と今日の野菜工場の仕組みは、中国をはじめとするアジアの国々で大いに役立てられる技術であると言えます。

